花たより|2010月08月10日

休耕田に咲いている姫女苑(ひめじょおん)
これだけ見事に咲いていると雑草とはいえ、侮れない美しさです。
明治時代に北米から観葉植物として入ってきたというから、驚きました。
鉄道と共に日本全国に広まり、鉄道草(てつどうぐさ)という別名もあるとか…
現在では、どこでも見かけるたくましい雑草です。
春に咲く、春紫苑(はるじおん)とよく似ていますが、姫女苑(ひめじょおん)の方が花は小さく、数が多く、根元がすっきりしています。又、茎を切ると空洞なのが春紫苑(はるじおん)で、空洞でないのが姫女苑(ひめじょおん)です。
花言葉は「広い交友関係」
それにしても、この花の種をわざわざまく人は、いないですよね!?
花たより|2010月08月06日
花言葉は「驚き」
以前から気になっていた花の正体を知って、驚きました。

草石蚕(ちょろぎ)の花です。
根の形が石蚕(いさご・トビケラ類の幼虫のこと)のお腹を思わせることから付いた名前だとか。
祝い事の際に縁起をかついで、「長老木」と書かれることもあるそうです。(根を食用とし、お正月のおせち料理に赤くなった草石蚕(ちょろぎ)が使われているのを目にしますね。)
中国の「朝露葱」を日本読みしたとも言われています。
薄い青紫の花の色合いが私はとても好きです。
小さな花で、地味な印象ですが、近寄って見ると、かわいらしい雰囲気に心癒されます。
お知らせ|2010月08月03日
8月1日にフォレスタイル第1号の完成見学会が名古屋市でありました。
予想以上の人出に資料の増刷を行うほどでした。
完成したお宅は東濃ひのきをはじめ国産材がふんだんに使用してあり、また開放感あふれる素敵なたたずまいに仕上がっていました。

サイト内ポイント利用でプレゼントさせていただいた3メートルのテーブルも、しっくりとおさまっていました。
お施主様も最初から最後まで色々とお気づかいいただいたり、見学者の方々にも丁寧に笑顔でご説明くださったりと、本当にご協力いただき感謝のひとことです。

山内様ご夫妻にお会いしてから約2年の歳月が経ちました。
真新しいテーブルに置かれたアルバムを見てふと心が引き締まりました。
中には旧家や家族の歴史、家づくりへの想いがぎゅっと詰まっていたからです。
家づくりのお手伝いをさせていただき、お施主さんの笑顔に会えることは本当にうれしいことです。これからも精いっぱい努力したいと思います。
尚、こちらの山内様のお宅はフォレスタイルのサイトの中で建築事例として紹介させていただきます。お楽しみに!
ご協力いただきました皆様、ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
花たより|2010月08月03日
あちこちで、赤、ピンク、白の百日紅(さるすべり)が咲いていますね。
幹の成長に伴う新しい樹皮がすべすべで猿が登れず滑ってしまうということで、「猿滑」と表記することもあるとか。(実際には猿は滑ることなく、簡単に登ってしまいます。)
比較的長い間(約3ヶ月…100日)紅色の花が咲いていることから、百日紅の名が付いた事をご存知の方が多いと思います。
人それぞれ好みはありますが、私は、濃紅の百日紅(さるすべり)が一番好きです。(暑苦しさを感じますが…)
近寄って一つ一つの花をじっくりと見ると、なかなかユニークな姿で意外でした。
花びらがフリフリでなんと表現したらいいのか・・・・
一度近寄ってご覧になってみてはいかがでしょうか!?
必要以上に大きくならないので、庭木にお薦めです。
花言葉は「雄弁」
暑さの中、咲き続ける百日紅(さるすべり)には力強さも感じます。
花たより|2010月07月30日
昨日の雨で、人も植物も一息つけたのではないでしょうか!?
形と色がなんとなくお日様のイメージのような雰囲気が漂う、真夏の庭の代表花を取りあげてみました。
葉が平安時代の貴族たちが持った檜扇に似ていることから名付けられた花。
檜扇(ひおうぎ)・・・なんとも風流な名前です。
別名は烏扇(からすおうぎ)
花の終わった後の艶のある黒色の種子を烏の羽の色に見立てこの別名が付いたとか。
オレンジの花と葉の緑のコントラストが綺麗で、夏らしさを演出しています。
6枚の花びらの内側の濃赤色の斑点が特徴ですが、それがちょっと苦手なのは私だけかな?!
花は夜になると萎んでしまいます。(夏の花には一日花が多いようです。)
花言葉は「誠実」
お天気予報によれば、まだまだ暑さは続くようですね。
その他|2010月07月28日
毎日暑い日が続きますがいかがお過ごしですか?
東白川村も暑いです。
が、村外からお越しになる方いわく「涼しいですよ~」とのこと。
一応昼間は35度は越えているんですけど(-_-;)
ま、確かにエアコンのお世話になるのは午後2時過ぎからですし、
夜は20度近くまで気温が下がりますから、心地よい環境であるのかもしれません。
村を流れる川では、アユの友釣りをする太公望や水浴びをする若者たちの声が響いております。

今日も川で楽しげに遊んでいる中学生をみたので、
「涼しい?」と声をかけると「寒すぎる!」といっておりました。

皆さんも水着持参で涼みにいらっしゃいませんか?
良い水浴びスポット紹介しますよ。
今日も心地よい風が吹いていますので、天然クーラーで仕事です。
花たより|2010月07月27日
夏の茶花として欠かせない木槿(むくげ)を紹介します。

中国原産ですが、韓国の国花だとか。日本へは平安時代に渡来。
中国では、「木槿(ムーチン)」
韓国では、「無窮花(ムグンフア)」
日本では、漢字で「木槿」ですが、読みは韓国の漢字の日本読みで「むくげ」
これが、名付けの由来です。
明け方咲き、夕方には萎んでしまう一日花と言われていますが、実際は2、3日咲いているという話も聞きます。
次々に咲く木槿(むくげ)は夏のギラギラした日差しがよく似合います。
夏空の下、涼しそうに咲く優しい雰囲気が漂う花ですね。
よく似ている芙蓉(ふよう)の花とは、葉っぱを見ると見分けがつきます。
花言葉は「繊細美」「信念」
一日花というのは、実は繊細なんでしょうね。
花たより|2010月07月23日
今日は「大暑」、一年で一番暑い日だとか・・・
連日のうだるような暑さに閉口しています。
暑さ知らずなのか我が家の庭で元気に咲いていた下野(しもつけ)です。

随分前に挿し芽をした株は大きくなりましたが、昨年までは咲く花がチラホラ程度。
しかし、今年は5月末頃から少しづつ咲き始め、今月に入り、たくさんの花を咲かせ今が見ごろです。
下野の国(現在の栃木県)で発見されたことから付いた名前です
長い雄しべが特徴で、ふんわりとした優しい雰囲気の伝わってくる花です。
おとなしい佇まいで和風の趣を持っていますが、どこか華やかさも感じます。
今の季節、お気に入りの籠にこの花を活け、眺めるのが大好きです。
主役にしても脇役にしても映える私の好きな花のひとつです。
花言葉は「努力」「自由」「きまま」
花たより|2010月07月20日
是非、紹介して欲しいとリクエストがあった花です。
姿・形から、名前の由来は言うまでもないと思います。
捩花(ねじばな)です。

くるくるとねじって咲く姿が、ユニークでかわいらしく思わず笑みがこぼれますね。
ピンク色のちょっと目を惹く雑草だと思っていましたが、なんとラン科に属するというからビックリ!!
花言葉は「思慕」
以前ねじ花の大好きな知り合いが、野に咲くこの花を植木鉢に植え替え持ち帰りました。
翌年には咲かなかったと残念がっていたことを思い出します。
ファンの多い花であることは間違いないようです。
花たより|2010月07月16日
花の名前の由来は、様々で面白いといつも感じます。
今回紹介する花の由来は、暦と少し関係しています。

半夏生(はんげしょう)という花です。
夏至から数えて11日目に当たる日を、雑節の一つで半夏生と呼びますが、その頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部が白く変わる様子から「半化粧」とする説もあります。
花は小さく、地味で綺麗だとは言えません。
どちらかというと、花より葉が白く変わるのが面白く、その白さに目を魅かれます。
花が終わると次第に緑の葉になるのも興味深いです。
花言葉は「秘めた情熱」
私の中ではこの半夏生(はんげしょう)は、真夏の強い日差しの中で咲いているイメージがあります。
白い葉に涼しさを感じながら眺めるのが好きです。