花たより|2012月04月25日
友人から群生地を教えてもらい、見頃を待っていました。
野山のちょっと湿った所に咲く二輪草(にりんそう)
葉っぱの間から2本の花茎を伸ばしその先に白い花を咲かせることから名付けも想像できます。
清楚で可憐な花の雰囲気が今月初めに紹介した梅花黄連(ばいかおうれん)に似ていました。
2本の花の成長が少しずれていて、歳の近い仲良しの姉妹のようです。
寄り添って咲く姿が微笑ましくも映りました。
地下茎で繁殖するので群生して咲く姿は見応えがあります。
花言葉は「予断」
花たより|2012月04月18日
日本のあちこちで見られる野生の蘭…春蘭(しゅんらん)
我が家の庭の片隅にある春蘭(しゅんらん)は何十年も前に裏山にあったものを移植したものです。
水やり、肥料などというものには無縁で年中放りっぱなし。
毎年、暖かくなったのを察してか、この時期に、必ず姿を見せてくれます。
よく見かける華やかな蘭とは違い、葉っぱと同じような色の花を付け目立つことなく素朴で控えめな花です。
ジジババ、ホクロなどという別名がありますが、私はなぜか幼い頃からシシボコと呼んでいます。
親しみのある呼び名がとても気に入っています。
花言葉は「控えめな美」
ぴったりですね。
花たより|2012月04月12日
お菓子に添えられた少し長めの楊枝を「黒文字(くろもじ)」とお茶の先生から教わり、この植物の存在を知りました。
お茶席で使用した黒文字(くろもじ)を、懐紙に包んで持って帰り、楊枝の裏に日付や茶会の場所、菓子の銘などを記し、記念にすることもあります。
茶道では黒文字(くろもじ)は高級楊枝として扱われています。
樹皮が暗緑色で,黒い斑点があることが黒文字(くろもじ)という名前の由来だそうです。
黄色の花は決して華やかではありませんが、優しげな雰囲気のする不思議な花です。
一枝、折ってみたら、切り口から爽やかな香りがしました。
花言葉は「誠実で控えめ」
花たより|2012月04月04日
会うことを心待ちにしていた大好きな花の一つです。
梅花黄連(ばいかおうれん)
キンポウゲ科の2センチにも満たない小さな花で、白く花弁に見えるのはガクで花片は黄色の部分です。
可憐で清楚な花です。
針葉樹の林の中でひっそりと咲いていました。
少し薄暗い湿った所を好んで咲く姿は神秘的に映りました。
森の妖精とでも言ったらいいのか、とにかく不思議な雰囲気をかもしだしていました。
写真から察しがつくように、形が梅の花に似ており、黄色いヒゲ根を出すところから名付けられたとか。
花言葉は「2度目の恋」…いいですね。