花たより|2010月07月09日
合歓木(ねむのき)の花が綺麗に咲いているのを見つけました.

子どもの頃、葉っぱを取って遊んだ覚えがあります。
誰に教えられたのか、葉が閉じてしまうのが面白く、葉を振り回したものです。
葉が夜になるとゆっくり閉じる…それが、まるで眠るようなので、「眠りの木」そしてだんだん「ねむの木」に変化していったのが、名前の由来だとか。
よく見ると淡紅色の雄しべが長くきれいで、ふわっと包み込むようなやさしさを花から感じ取れますね
風にゆれる姿に心安らぎ、なんとも不思議な花です。
花言葉は「歓喜」「胸のときめき」
フォレスタイルは、胸のときめくような家づくりのお手伝いをさせていただいています。
花たより|2010月07月09日
お風呂上りに涼みがてら、外に出ると、暗闇の中で蛍の光を発見しました。
自然豊かな東白川に住んでいる者の特権(?)でしょうか?!
毎年6月の中旬頃から、蛍を見かけます。

同じ頃に、この蛍袋(ほたるぶくろ)が野山に咲くようです。
花の袋状の部分に子どもたちが蛍を入れて遊んだことから付いた名前だとか、ぶら下がって咲く花を提灯に見立て、提灯の古語の火垂(ほたる)を用いて付いた名前だという説もあるそうです。
蛍がいたから、付いた花の名前だということでしょうね。
少しうつむいて咲く姿が、なぜか私には、妙にさみしげに見えました。
花言葉は「正義」
今夜もお風呂あがりに外へ出てみようかな!?
その他|2010月07月07日

今日は七夕。
願いごとを短冊に書かれた方も多いことでしょう。
私も、あれやこれやと欲張って書いてみましたが、少し、荷が重いようで笹がしなっていました。
もともとは、芸事や書道が上達するようにと願って書いたものだそうです。
我が家の短冊を見てみると、なんとも都合のいい願いごとの多いこと。
中には、「家内安全」「商売繁盛」「メロン」などと、少し首をかしげるようなものもありましたが、書かれた短冊を見るのも楽しいものです。私もあまり人には見られたくないものは、風でとんでいかないようにしっかりと結んでおきました。結構恥ずかしいですよね。お隣の玄関あたりに落ちてたりすると。
東白川村では、お天気さえよければ肉眼で天の川が見られます。ホタルの光と星のまたたきだけの暗闇は何とも言えぬ無垢な気持ちになります。是非体験しにいらしてください。
「たくさんの皆さまの笑顔に出会えますように フォレスタイル事務局」
花たより|2010月07月06日
甘い香りに誘われて思わず、シャッターをきってしまった写真がこれです。
(目的の花は、これではなく、傍らに咲いていましたが…)
梔子(くちなし)です。
子どもの頃、ヒットした「くちなしの花」という歌でこの花の存在を知りました。
何年か前に、一度、梔子(くちなし)の花を一枝頂き、花が終わってから挿し木をしましたが、根付かず、それっきりになっていました。
それが、こんなかたちで忘れかけていた花に会うことができ、ラッキーな私です。
夏の梔子(くちなし)は、春の沈丁花(じんちょうげ)秋の金木犀(きんもくせい)に並ぶ香り高い花だということです。
香りだけでなく、花の白さが清楚感を漂わせ、惚れ直してしまったみたいです。
再度挿し木に挑戦してみようかと秘かに思っています。
梔子(くちなし)は、実が熟しても口を開かないことから付いた名前だとか…
花言葉は「清潔」
花たより|2010月07月02日
花も小さく、どちらかというと地味な色あいで、これと言った印象はありませんが、子どもの頃から、家の庭にある池の周りに咲いていたことだけは記憶にあります。
年を重ね、物の見方も変わったのか、雪の下(ゆきのした)の美しさに気付き、今回カメラに収めてみました。
一つの花だけを見ると、意外に鮮やかでかわいらしいですよね。
花弁のうち、下向きの2枚だけが口ひげのように長いのが面白く、表情豊かな花のような気がします。
見れば見るほど、味のある花で、花の魅力を感じます。
葉っぱの上に白い花が咲くのを雪にたとえ付けられた名前だということです。
花言葉は「深い愛情」
葉っぱは薬草として随分昔から重宝され、ここに「深い愛情」を感じるのは私だけでしょうか?!
花たより|2010月06月29日

梅雨空の下で、鮮やかな黄色の花が目立っていました。
未央柳(びようやなぎ)という植物でヤナギ科ではなく、オトギリソウ科の花です。
美しい花と、柳に似た細い葉を持つことから付けられた名前です。
金糸梅(きんしばい)という花とよく似ていますが、違いは雄しべにあります。
未央柳(びようやなぎ)の雄しべは、流行のつけまつ毛のように長く無数にあります。
繊細な印象を受ける雄しべと美しいこの花に「美容柳」「美女柳」という別名があるのがうなずけますね。
長雨が続いていても、気分を楽しくさせてくれるような不思議な花です。
花言葉は「幸せ」
花と向き合える私は幸せです。
皆さんはいかがですか?
花たより|2010月06月25日
茶室で見た花を山で見つけ、自宅に持ち帰り、庭に植えたのが、この花です。
丘虎尾(おかとらのお)という名前です。
名前がなんとも言えずおもしろいと思いませんか?
花穂の先が虎の尾のように垂れ下がっていることから付いた名前です。
野山でも日当たりの良い草地に咲き、湿地に生育する沼虎尾(ぬまとらのお)と区別して、「おか」を付けたと言われています。
名前から猛々しい花を想像しがちですが、かわいらしい花を付けていると思いませんか!?
花言葉は「やさしい風情」
しかし、花言葉とは裏腹に、やさしくない一面があります。
地下茎で増えるこの花は、増え方が半端ではありません。
春先にかなり成敗したはずですが、我が家の庭を見ると、私泣かせの花になっています。
前回お話した「自然に逆らった」私への罰でしょうか!?
花たより|2010月06月22日
19日は鮎の友釣り解禁日でした。
清流白川は、少し前からの大雨で増水していました。
しかし、土日ということもあり、たくさんの釣り人の姿がありました。
さて、今回紹介するのはこちらの花です。
自生している笹百合(ささゆり)です。
葉っぱが笹の葉に似ていることから付いた名前です。
私が小さな頃から梅雨時になると、近くの野山で見かけた花の一つです。
品種改良された近頃の百合は多種になり、そのどれもが「華やかな」イメージがありますが、自然の中でひっそりとしかも凛と咲く笹百合(ささゆり)には花の品格を感じます。
そばに近寄ってカメラを近づけたら、甘い香りがして、懐かしい気持ちになりました。
この花の魅力にとりつかれ、根こそぎ持ち帰る心無い人が居られるようですが、持ち帰っても殆ど翌年同じ姿を見ることはできないほど、笹百合(ささゆり)を根付かせることは難しいようです。
自然に逆らうようなことはせず、温かい気持ちで眺めてほしいですね。
花言葉は「上品」
誰が付けたのか知りませんが、ピッタリの花言葉だと思いませんか!?
東白川村便り|2010月06月18日
去る6月15日に菖蒲湯に入りました。

普通は、5月の端午の節句の風物詩でしょうが、近所の農家の方に習いこの日に入ってみました。
「菖蒲とヨモギ」はその方が軽トラック(このあたりでは必需品!)を走らせ裏山で採ってくださいました。
麻紐で束ねたものを二つ作り、ひとつは屋根へひとつは浴槽へ。
「菖蒲を頭に巻くと頭がよ~なるよ!」と教えて下さったので、早速息子たちに伝えたところ、すごい勢いであちこちに巻いておりました。
残念ながら、写真公開とはいきませんが…邪気を払うどこかの国の儀式のような巻き具合でした。
ちなみに「頭がよくなる」ではなく、「頭の病気にならない」が本当だったようですが、彼らには、内緒にしておきました。
そして、お風呂上がりには朴葉でくるんだ朴葉もちを食べ、旧暦の季節行事を無事終えました。
あの様な扱いをして本当に邪気が払えたのかは、かなり不安ではありますが。
花たより|2010月06月18日
先日、名古屋に出かけ、あちこちを歩いてみました。
わかっていた事ですが、咲いている花を見て、名古屋と東白川の気候の差をひしひしと感じました。
東白川では、少しづつ色付き始めた紫陽花(あじさい)がみごとに咲いていました。
空はすっきりしなくても、私は紫陽花(あじさい)を見ると、心晴れやかな気持ちになります。
今回は、この時期の東白川の山で他の種類より一足先に咲く紫陽花(あじさい)を紹介します。

小紫陽花(こあじさい)と言って、普通の紫陽花(あじさい)に比べひと回り小さいことから付いた名前です。
装飾花と呼ばれる額のない花が咲き、山でも薄暗い湿った所で見かけます。
色がステキだと思いませんか? 淡い紫色が小紫陽花(こあじさい)のいちばんの魅力だと思います。
こじんまりと咲く姿が、控えめで優しさを感じませんか?
皆さんにも是非見て頂きたい紫陽花(あじさい)の一種です。
紫陽花(あじさい)の花言葉は、「移り気」。
皆さんが紫陽花(あじさい)の花言葉のような心境にならないように、気を引き締めて頑張ります!!