Let's try|2010月01月31日
石窯づくりのはじまりです
窯に必要な土地は約1坪(1800mm×1800mm)。
石窯は火を使うので、家の隣接はあまりお勧めできませんが、大人数でワイワイすることを考えて、ウッドデッキから使える位置を選びました。
写真は、基礎となる部分を掘りこんで、捨てコンと呼ばれる簡易な下地を作ります。
基礎枠を、ブロックを使って積み上げます。
幅は、400mmのブロックを3つと、一辺の角にブロック端がきますから、1300mmの正方形です。
石窯の高さは、使う人に合わせることになります。火を燃やしたり、ピザの出し入れのしやすさを想像して、今回は、800mmの高さにします。写真のブロックですと4段積みで約800mmになります。
ブロックの目地(つなぎ目)には、モルタルと呼ばれる細かい砂を使ったコンクリートで接合します。立っている鉄パイプは、ゆくゆくブロックの積み上げが変形しないように補強に入れます。
石窯は相当な重量になるため、土を詰めておくと時間とともに下がる恐れがあります。相当な重量なため時間が経過しても、沈下しないような詰め物をします。こうしたものがなかったら、石を入れて、幾度も金棒で突き込んでおくとバッチリです。
写真は、ブロックの基礎の中に、ブロックと古瓦を入れた様子です。
ここまでで、ブロック70丁、セメント4袋程度、砂10袋程度を使いました。
次回は、土台の天井面を仕上げます。
Let's try|2010月01月28日
フォレスタイル事務局の桂川です。
石窯はご存知ですか?
これからご紹介するのは、ナポリ窯と呼ばれるイタリアのナポリ地方で使われているものです。
薪で窯を温めて、その輻射熱を利用してピザなどを焼きます。
すべて手作りでしたから半年ほどかかりましたが、圧縮して10回連載で苦闘の制作工程をご覧いただこうと思います。
第1回は、なぜナポリ窯?&目標。
我が家の長女minamiは、小学生高学年。
学校の作文で将来の夢は「イタリア料理のシェフ」
「イタリア料理」 → 「ピザ」 → 「窯だろう!!」 というアンチョコな思考回路で「窯を作ろう」がスタートしてしまいました。
折しも夏休みを迎える時期で、長女minamiの夏休みの宝物は、無謀にも「石窯でピザを焼く」と先生に報告。
作業は、図面を作ることからスタートです。
参考図書を探しましたが、本格的な窯作りの指南書がなく、地元の左官屋さん。mixiで知り合った石窯作りの先輩などに情報をもらいながら作った図面が ↓ です。
石窯の断面図。中央の赤矢印が燃焼排気で、上部の煙突へ向かいます。
石窯の高さは、720mm。煙突は140mm径の仕様で計画しました。
平面図。手前が、入口です。
焼き面の直径は700mm。土台の一辺は1300mm。
日記初日はここまで・・
その他|2010月01月26日
昨日は、当事業の協議会が行われました。
この事業は総務省委託のモデル事業なので、協議会なるものが開催されます。
協議会委員は有識者の皆様および、村のスタッフの総勢21人で構成されております。
2ヶ月に一度ほどの頻度で協議を重ね、皆様のご意見を反映しながら事業を組み立てて参りました。
このForestyleは、岐阜県東白川村という自治体が運営しておりますので、ご安心してサイトへもお越しください。
木の家を建てたい人を100%応援する機関です。
事務局スタッフはもちろん公務員。
なので、しつこい営業や言葉たくみな商談などはできかねます。
建築士や工務店をよりよいかたちで選んでいただくお手伝をさせていただきます。
無料会員登録をしていただければ、プロフェッショナルから家づくりのアドバイスや相談などが行えます。
協議会ではたくさんのご意見と同時に、美味しい手作りアップルパイを頂戴しましたので、今後の課題と改善に更なる力が注げそうです。
しかしあまりに美味しく、胃袋に収まる頃、写真を撮るのを忘れていたことに気付きました。
ということで、写真のない記事ですみません。 百瀬
匠たちの横顔|2010月01月18日
先日、自宅での出来事。
薪ストーブに薪を投入しようとしたところ、
「あれ?」と、なにか黒い物体に手を止められました。
よ~く見てみると、小クワガタです。しかも、しっかりと生きています。来年の春まで動かないだろうと、薪の間に冬眠の場を選んだのでしょう。なんだか少し申し訳ない気がしてきました。
「おお寒かろうに...」と早速、写真のようなメロンハウスを提供しストーブの脇においてやりました。
無事冬が越せるでしょうか?
時々、子供が覗いては、
「あれ?動かん!」といってひっくり返したりしています。 だから、冬眠中だってば。
「昆虫ゼリーやらなあかんかな?」とも。 これじゃ、違う原因で越冬できないかもしれません。とほほ。
ところで、このちょっと不運なクワガタには、メロンハウスに入居していただきましたが、フォレスタイルのサイトの中にちょっと面白い建築事例があがりました。
その名も「かぶとむしハウス」。 まずは、ネーミングに惹かれました。
株式会社db-depth(デプス)さんの設計されたもので、外観が「かぶとむしみたいに凛々しく優しい」と紹介があります。確かにかぶとむしって、なんだか優しい感じですよね。
外観もいわれてみるとな~るほど。と納得です。中は木が大胆に使ってあって、丈夫で強そうに見えてでも優しい雰囲気。まさしく「かぶとむしハウス」です。
建築士の奥村さんは「思い入れ満載のかっこいい家をつくりましょう」とおっしゃっておられますが、説得力あります。はい。
木の家「かぶとむしハウス」をみたい方はこちらをご覧ください。
http://www.forestyle-home.jp/craftsmanship/architects/detail/56
我が家のクワガタのその後は、無事越冬が出来た際にはまた報告します。報告がない場合にはご想像におまかせします。 それでは、また。 百瀬
その他|2010月01月13日
今日は朝からすごい吹雪でした。大寒波が来ているらしくまだ明日も降る見込みとか。出勤できるのか心配です。
さて、年も明け、たくさんの人がサイトに訪れメンバー登録をしてくれています。非常にうれしい日々です。
上司スタッフは朝パソコンを開けるのが楽しみなようで、種をまいた植物をみるかのような面持ちでスイッチを入れて確認しています。
メンバーに登録するとマイページができ、間取りの保存やポイント数の確認などができ、便利です。
また、「メンバープラス」に登録頂き、建築相談などを始めていただくと、非公開のスタッフのプロフィールなどもご覧いただけるようになりますので、上司スタッフの朝顔をこっそりご紹介できるかもしれません。
それから、なんと、色がかわるのです。
正式登録していただくと、オレンジ色のマイページ。そして、「メンバープラス」になると、プラチナ!に。
ちょっと、シルバーにもグレーにも見えなくはないですが、プラチナです。
家づくりを考えている方、是非プラチナ色のマイページで建築相談をしてみてください。サイトの内容のこと、シミュレーションのこと、予算のことなど何でも結構です。お待ちしております。
建築中の方は、家の履歴書アルバムになりますのでお楽しみに。 では。百瀬
その他|2010月01月05日
新年明けましておめでとうございます。今年もご愛顧いただきますようよろしくお願いします。
2010年、平成22年、寅年。この新しい年が皆さま、そしてフォレスタイルにとって躍進の年となりますよう心よりお祈りします。
さて新年ということで、昨年の話題ですが(笑)、日本漢字検定協会が決める「今年の漢字」というのがありますよね。ご存知かと思いますが、2009年は「新」という字でした。この字が選ばれたのには5つの理由があるそうです。それはこちら。http://www.kanken.or.jp/years_kanji/reason.html
この5番目に注目。住宅分野への期待。これはエネルギーのことばかりではないような気がします。昨年を表す漢字ではありますが、これは新しいものを2010年に国民が期待しているのだ!というように勝手に解釈をして、「新しい建築のカタチを皆様にお届けしよう」、と抱負を唱え、新年に臨んだ仕事始めです。
今年もがんばります 百瀬