伝統建築家に認定されました

お知らせ, その他|2019月01月08日

昨年の12月に本村在住の大工、杉山信男さんが「匠の国・岐阜県伝統建築家」として岐阜県知事から認定証を授与されました。


岐阜県伝統建築家の主な認定要件は以下の通りです。

1、一級建築大工技能士の資格を有する者

2、後継者の育成実績のある者

3、軸組工法等伝統建築技法による建築に25年以上従事した者

※岐阜県伝統建築家の認定制度詳細については岐阜県のホームページに記載されています。

https://www.pref.gifu.lg.jp/sangyo/shinrin/mokuzai-sangyo/11545/index_13444.html


杉山さんは上記の要件をクリアしたとして伝統建築家に認定されました。

今回は岐阜県下で計8名の方が認定を受けられ、当村では平成元年から数えて6人目の認定となりました。



こちらは県庁で行われた認定証授与式の様子です。

県庁での授与式

後日、東白川村長への報告にもお越しいただきました。

こちらはその時の様子です。(場所は東白川村役場)


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右が杉山さん。左は東白川村長。




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認定要件の中に、“後継者の育成実績”というものがありますが、杉山さんは「濃飛建設職業能力開発校」といういわゆる大工学校の講師として、後進の指導にも力を入れておられます。講師は今年でなんと22年目だそうです。

※濃飛建設職業能力開発校HP→http://www.daiku-kunrenko.com/


杉山さんは大工の道に進まれて今年で48年目の大ベテランですが、まだまだ第一線でご活躍いただいています。今後も多くの物件に携わっていただき、技術を発揮していただけることでしょう!



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現場報告 K様邸 【上棟式】

建築レポート|2018月11月01日

すっかり秋らしい気候となりました。東白川村では朝晩5℃を下回る日もあり、冷え込みが強くなってきました。

山の広葉樹もだんだんと色鮮やかに色づいてきています。


さて、先日K様邸の上棟式を開催させていただきました。

お施主様や建築士さんにもご足労いただきお祝いをしました。


この工程まで来ると一気に家のカタチが見えてきます。

完成時には見える柱は少なくなると思いますが、この段階では東濃ひのきの無垢材が使われているということをはっきり確認していただけます。


これから外壁が形作られ、内装の工事へと進んでいきます。

どんな家になるのか非常に楽しみです!!


IMG_9664

上棟が終わり、屋根まで作業が進んでいました。

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柱には村からK様へプレゼントさせていただいた東濃ひのきが使われています。

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リビングの一角に位置する格子壁です。非常に美しい仕上がりでした。

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秋フェスタが開催されます!

お知らせ, 東白川村便り|2018月10月29日

11月11日(日)に東白川村の4大イベントである「秋フェスタ」が開催される予定です!


バザーが出店され、東白川村のグルメを楽しんでいただけるイベントとなっております。

また、豪華商品が当たる抽選会や、くじ餅投げなども行われご家族で楽しんでいただけます!

ぜひご家族で東白川村を満喫しにいらしてください♪


当日はフォレスタイルの工務店各社さんが製作された木工品も売り出される予定です!

掘り出し物があるかもしれません!そちらもお楽しみに!


詳細は下記のリンクをご覧ください。

秋フェスタ2018_1

秋フェスタ2018_2

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現場報告 K様邸【解体工事終了】

建築レポート|2018月09月19日

先日地鎮祭の様子をお届けしたK様邸は建物の解体工事が終わり、敷地が更地になりました。

建物が建っているときよりもはるかに広い敷地に感じます。不思議なものですね。


この日は担当の設計士さんと工務店の担当者さんも現場へお越しいただき、建物の配置や基準レベルの確認が行われました。

また、施工中に注意するポイントなども再確認されていました。


30年近く住み続けた建物が解体され、寂しさもあったかもしれませんが、ご家族の皆さんの嬉しそうな、わくわくするような表情が印象的でした!


建物解体前

180927建物解体後_解体前_編集

建物解体後

180927建物解体後_解体済み

建物がなくなると周辺の環境も良く分かります。

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現場報告 K様邸【地鎮祭】

建築レポート|2018月09月10日

先日、K様邸の地鎮祭が行われました。

猛暑日、とはいかないまでも、蒸し暑くジワジワ汗が吹き出すような陽気でした。


今回はご家族の皆様が約30年お住まいになったお宅の建替え工事です。

地鎮祭2

地鎮祭1

K様は2017年11月頃にフォレスタイルへ問い合わせをいただきました。

その後、数回直接お話しする機会をいただき、設計士の選定、工務店の選定を経てこの度の地鎮祭へと至りました。

(これまでの過程についてはまた別の記事で詳しく書きたいと思います!)



家づくりのスタートからご相談をいただき、地鎮祭を迎えることが出来、事務局としても大変嬉しい瞬間です。

とはいえ、ここからが家づくりの本格的なスタートです!

K様にはぜひ、ご自分たちの理想が詰まった家が出来上がっていく過程を楽しんでいただければと思います。



今後もK様邸の現場報告を随時ブログにアップしていく予定です。

次回は、建物解体後の様子を記事にしようと思います!

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檻の中で暮らす人間

その他|2016月03月01日

山の生き物と人々

檻の中で暮らす人間

全国的に問題になっているイノシシやニホンジカの農作物の被害。

東白川村の昨年の有害鳥獣の捕獲頭数はイノシシが81頭、ニホンジカ64頭、ニホンザルが6匹で、

この者たちが、田畑を荒らし農業者の生産意欲を奪いとっています。

収穫時期間近に決まってやつらはやってきます。

その対策として猟友会の皆さんにお願いして銃で撃ったり捕獲わなを仕掛けたりしますが、

なかなか被害が減ることはありません。

イノシシも最近は子沢山になり、ニホンジカは捕っても捕っても年々増え続けているという話です。

今ではニホンジカの群れを観光資源にしいるところもあるとか。しかしこのままでは日本中が奈良公園状態になってしまうのではないか心配です。


捕獲をするのはたいへん難しいことです。

動物が好みそうなエサを檻の中に入れたり、檻の周りに置いたりするのですが、警戒心が強く思い通りにはいかないのが現状です。


捕れないなら防ぐしかない。


ネット


↑ 全長4.5㎞に張られた防獣ネット


その方法として私の集落では一昨年から山と集落の堺に全長4.5㎞の防獣ネットを設置しました。

その作業は集落に住むみんなが日曜日のたびに出役し、苦労の甲斐あってとうとう完成することができました。

喜ばしいはずの完成ですが東白川村の面積の9割が森林。

残り1割に住民が生活を営んでいるわけで、まるで人間が檻にいるようなものです。


ネットに体当たり


↑ ニホンジカの体当たりで、折れ曲がったネットの支柱

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木の家 事例集 ~アーカイブレポート~

建築レポート|2016月02月02日


建築レポート~pickup事例アーカイブ~「温かくつながる」
NO.18 玄関土間にストーブのある2世帯住宅
全国的に寒波がきたときには、東白川村はマイナス10度を超える寒さ
を記録しました。日中も陽があたらない場所は0度以下です。滝も凍るほど。
雨風や寒さから身を守る住まい。
村では水道管が氷り破裂しないよう熱線で保温対策がされているほどです。
そして山里であり、山とともに営み続けてきた東白川村では、薪ストーブが活躍しています。
わたしも、薪ストーブ生活に憧れています。
なので、友人宅の薪ストーブの前に座り火を見つめながら何時間も友人と話し明かす時間は
とてもしっくりと落ち着く大切な時間です。人
と火の関係は途方も無い時間をかけて、世代から受け継がれてきたものなのだと思いに浸るほどです。
今回は、愛おしい薪ストーブを追い求め、建築事例NO.18「玄関土間にストーブのある2世帯住宅」
の「冬の今」を取材しました。
建築事例の写真(完成)
取材時の写真
広い土間が中央に、そして、「暖かな巨人」ヨツールF600が堂々と客人を迎え入れる!
「ヨツール」は、1853年創業、ノルウェーの伝統技術を引き継ぎながら、機能美を表現しているブランドです。
その中でもF600はクラシックラインの中でも最も大型のストーブです。
この「暖かな巨人」が、2世帯住宅を暖めています。薪ストーブの暖かさが住まいの隅々まで行き届くよう設計されいます。
そして暖かさは・・・。
半そで短パンで過ごせます!!! 寒さで緊張している身体が、ゆるーくなる。空気の質感は柔らかい印象です。
そして、薪ストーブの窓に吸い込まれる。

建築レポート ~pickup事例アーカイブ~ 「温かくつながる」

NO.18 玄関土間にストーブのある2世帯住宅の冬の暮らしをレポート


完成写真1


全国的に寒波がきたときには、東白川村では、マイナス10度を超える寒さを記録しました。

日中も陽があたらない場所は0度以下です。滝も凍るほど・・・。


雨風や寒さから身を守る住まい。


村では水道管が寒さで氷り、破裂しないよう熱線で保温対策がされているほどです。

そして山里であり、山とともに営み続けてきた東白川村では、薪ストーブが活躍しています。


わたしも、薪ストーブ生活に憧れています。


なので、友人宅の薪ストーブの前に座り、火を見つめながら何時間も友人と話し明かす時間は

とてもしっくりと落ち着く大切な時間です。


人と火の関係は途方も無い時間をかけて、世代から受け継がれてきたものなのだと思いに浸るほどです。


今回は、愛おしい薪ストーブを追い求め、建築事例NO.18「玄関土間にストーブのある2世帯住宅」

の「冬の今」を取材しました。


完成時の写真

完成写真「土間」


取材時の写真

薪ストーブ1


広い土間が中央に、そして、「暖かな巨人」ヨツールF600(薪ストーブ)が堂々と客人を迎え入れる!

「ヨツール」は、1853年創業、ノルウェーの伝統技術を引き継ぎながら、機能美を表現しているブランドです。

その中でもF600はクラシックラインの中でも最も大型のストーブです。


この「暖かな巨人」が、2世帯住宅を暖めています。薪ストーブの暖かさが住まいの隅々まで行き届くよう設計されいます。


そして実際は・・・。


半そで短パンで過ごせます!!!

寒さで緊張している身体が、ゆるーくなる。空気の質感は柔らかい印象です。


そして、薪ストーブの窓に吸い込まれる。

この窓にはどんな機能や意味を持っているのか。

煙突も窓かもしれない。

ずっと、薪ストーブの前に座っていたくなるレポートでした。


薪ストーブ2


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「窓」について

その他|2015月12月10日

窓は住まいの「目」

窓は、建物と外の世界をつないでいる。


窓1


窓はどのように住まいと外の世界をつないでいるのでしょうか。

原型的には、展望、採光、換気という働きでつないでいます。

「まど」という言葉の由来も、世界の言語は、この3つのどれかにあてはまるようです。

キーワードは、「風」 「見る」 「穴」。


窓2


日本語は、「目の門」や「門戸」の意との説や、

「目の戸」の音が変じて、「まど」となったという説もありました。

古来の日本人は、住居の窓(穴)を人間の「目」となぞらえていたのかもしれません。

人の目は、外の世界の情報を感じとる器官であり、「穴」という意もあります。


窓は、住まいの目。


現在にいたるまで、窓の機能や、言葉の使われ方は多様化してきました。

機能面では、景色が良く、ふんだんに陽光が入り、取り入れる空気は爽やかで、

外の影響を受けない。このような機能を1つの窓に期待してしまいます。

しかし、それら機能を1つの窓で満たすことのできる環境は多くはありません。

家を建てる環境が、それぞれ違うように、1つの窓でできることも違ってきます。

そこで、「家が建つ環境」と「家に住む方の想い」を考慮して、窓に個性をあたえていきます。

それは、窓の機能の細分化です。換気、採光、展望、通行。


カーテン1


窓も、それぞれ目的が違い個性があります。その個性に合わせたカーテンやブラインドも必要になります。

掲載している窓は、取材先で出会ったフォレスタイルで建てられた住まいの窓です。

ひとつひとつの窓に個性があり、その個性に合わせた纏われ方。

個性と空間の統一感を両立した、カーテンやブラインドは設計士さんのアドバイスのもと、施主様とコーディネートしたものでした。

つづく。


窓3


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東京のど真ん中に東濃ヒノキが! 第1章

東濃檜のいろんなこと|2015月06月22日

地球の環境保全に立ち上がる東京都港区


昨年の秋に東京都港区の施設「みなとパーク芝浦」が山手線田町駅の横にオープンしました。

この施設は地上8階地下1階、延べ床面積約5万㎡と巨大な建物で、この地区の総合支所や

介護予防センター、スポーツセンターなどが入っています。


みなとパーク芝浦

(みなとパーク芝浦)


この巨大な施設の中にもしっかり本村の東濃ヒノキやスギが使われました。

下の写真は区民ギャラリーで、壁一面が東濃ヒノキです。

そのほか、スポーツセンターの壁やアトリウムなどには本村のスギが使われました。


区民ギャラリー



(区民ギャラリー)


なぜ、こんな東京のど真ん中に本村の木が使われたのか。


それは東京都港区では炭素固定を目的に公共施設をはじめ民間の建物にも国産材を使うことを推進しているからです。

これは日本が戦後にナラやブナなどの広葉樹を伐採してスギやヒノキを植林しました。

そのスギやヒノキの伐採時期が来ているにもかかわらず国産材の自給率というか利用率は30%にも満たないのです。

その理由は安くて安定して仕入れることができる外国産材に圧され、国産材の価格は低迷し、山の所有者にとって

搬出しても採算が合わないことが一番の原因です。スギやヒノキの人工林は枝打ちや間伐など手入れがされて

はじめて健全な山と言えるのです。


手入れがされていない山は陽が入らず地面は下草もなく石でガラガラです。

そして出荷されずに切り捨てられた木は腐って炭素を吐き出します。


こうした環境を考え、港区では国産材を積極的に使い荒廃した山林をこれ以上作らないように森林を持つ

川上の全国75自治体(平成27年6月現在)と協定を結び建物の木質化を図っているのです。


東京都は2020年に開催される東京オリンピックやリニア新幹線の開通に伴う新駅の建設など様々な開発が計画されています。

また、港区以外の都市部にも多くの国産材が使われれば日本の森林は健全な山に生まれ変わり、

また、切ってはならない東南アジアなどの森林は守られるのではないでしょうか。

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「茶摘み体験ツアー in 東白川村」開催! 2/2

東白川村便り|2015月06月09日

手摘み茶葉を、チンして茶レンジ!


5月31日に茶摘み体験ツアーが晴天の中開催されました。

この企画は、東白川村の魅力を伝えたい企画第1弾。

高級煎茶を、摘む!揉む!愉しむ!ヒノキ美林で朴葉寿司をほうばる!


今回は「揉む!愉しむ!」の様子をお伝えします。


ヒノキ100年生が健やかに育つ母樹林で昼食の朴葉寿司と豚汁を愉しんだあと、

木造住宅モデル「見晴らしの宿」にて、茶葉をチンして揉み、飲んで「愉しむ」をしました。


てもみ説明



東白川村お茶マイスター講師の下、電子レンジを使用したショートカット手揉み体験にチャレンジ。

手揉み作業は、本来5時間から6時間揉み続ける大変な作業です。

今回は、電子レンジの力を借りて、時間短縮しました。その工程を暴露します!!!

まずは、茶葉の計量をして、ラップをして、チン♪


茶計量茶レンジ2


チン♪したら、こんな感じ。


茶レンジ1茶レンジ後1茶レンジ後2


一回目のチン♪はラップをすることによって、「蒸す」工程の代わりです。ここから、「揉み」が始まります。


茶レンジ後3茶もみ5


茶もみ2茶もみ4


モミモミ、モミモミ、グリグリ、グリグリ ・・・ を繰り返し、ラップなしでチン♪

これを3回くりかえして、仕上げの3分チン♪で出来上がりです。

チン♪するたびに、お部屋にお茶の香りが広がっていきます。香り好きの私は、クンクンするだけでお腹いっぱいになりました。


さっそく、みなさんで、摘みたて、出来立てのお茶をいただきました。


試飲1試飲2

事務所1


「おいしい!!!」の感想をたくさん頂きました。

そして、かろうじて写真に写っているのが、「つちのこクッキー」です。

手揉みしたお茶も、お持ち帰りいただきました。


お楽しみの企画、次回の、東白川村の魅力を伝えたいツアー!は、

「夏の東白川deトマト祭り&薪釜deピザ祭り」(仮名)の予定です。

参加いただいた皆様、そして、スタッフも楽しんだ、お茶摘み体験でした。

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