「嫌われ者」

花たより|2012月08月29日

7月の中旬頃から、通勤途中の道路脇に涼しげな花が咲いていました。

当初は、ジャガイモの花かなぁぐらいで、特に気に留めていませんでした。

ワルナスビ 

先日、ついに車を停め、近寄ってみました。

花色はかなり薄いのですが花型がナスによく似ています。

しかし、葉っぱはナスではありません。

優しい色合いと可愛らしい星型の花の姿とは裏腹に、葉っぱや茎には鋭い棘がありました。


花の名前は悪茄子(わるなすび)。

なんとも可愛そうな名前ですが、棘と繁殖力の強さ、花後の実が有毒だということから、厄介者扱いされて、こんなネーミングだとか…

北アメリカ原産で、明治末期に渡来し、それ以降各地に広まったとのことです。ワルナスビの棘


個人的には、とても気に入っていますが、花言葉は「嫌われ者」

悪茄子(わるなすび)も必死に生きているのにね。




野菜の花ですが…

花たより|2012月08月22日

今までに野菜の花は取り上げたことはなかったと思いますが、これは紹介する価値有りだと思い紹介します。

オクラの花

オクラの花です。

夏に咲く、葵(あおい)や芙蓉(ふよう)の花によく似ています。

ちょっと黄色っぽく感じる白色から、気品ある高貴な花に思えませんか。

暑いこの時期に涼しげな顔をして咲く姿が憎いですね。


私の子どもの頃にはなかったような気がしますが、明治初期に日本に入ってきたというからちょっと驚きです。


オクラの実は、ご存じのように、食感はネバネバしています。

輪切りにすると星型の切り口が可愛らしく、個人的には胡麻和えにして食べるのが大好きです。

夏バテ防止にも効果があるといわれているので、オクラを食べて暑い夏をのりきりましょう。


花言葉は

「恋によって身が細る」

このような経験ありますか?




女王さま

花たより|2012月08月15日

皆さん、日本の百合の中の女王って何だかご存知ですか?


ヒント1 : 赤い多数の斑点があります。

ヒント2 : 香りはかなり強いです。


答えは、山中で咲く事から名付けられた、山百合(やまゆり)です。

山百合 

背丈があるうえに、1つ1つの花も大きいので、どこで咲いていても、とにかく目立ちます。


1年に1つずつ花を増やすとか…たくさんの花をつけて重そうに垂れ下がった株は何年も経っているということですね。勉強になりました。


花言葉は「威厳」「純粋」「飾らない愛」




立秋

花たより|2012月08月08日

今朝の東白川は肌寒く、秋の気配を感じました。

それもそのはず…暦の上では昨日が立秋。


畑の隅や道端で見かける息の長い花…露草(つゆくさ)

6月頃から咲き始め、10月初め頃まで姿を見かけます。

ツユクサ 

ついつい見過ごしてしまいがちですが、じっくり観察してみると、花弁の爽やかな青色が印象的で、なかなか可憐な花ではありませんか。


露草(つゆくさ)という名前は、朝露が、昼を待たずに消えてしまう、そんな儚さに由来してつけられた、といわれています。

早朝5時頃から開花し、午前中には萎んでしまいます。


露草(つゆくさ)の花に、儚い恋の思いを重ね合わせた歌が昔から詠まれていたという事を知り、私たちの先人は、ずいぶんロマンチックだったと感じました。


「尊敬」「懐かしい関係」 花言葉も、らしさが出ているような気がします。




鬼灯

花たより|2012月08月01日

庭のホオズキが色付き始めました。

鬼灯 

漢字で書くと「鬼灯(ほおずき)」

「ええっ!この可愛らしい実をつけたこの植物にどうして“鬼”の字が付くの!?」…驚きです。

実が赤く怪しげな提灯の印象からだとか。

そう言われれば、なんとなく納得できそうだけど…


原産地は東南アジアで観賞用や食用として栽培されているとか。鬼灯の花

花は白色で小さく、うつむいて咲くのでなかなか見る機会はないかも…

右の写真は1ケ月程前に撮った鬼灯(ほおずき)の花です。


花言葉は

「心の平安」「不思議」「自然美」「私を誘って下さい」「頼りない」「いつわり」


なんとなく懐かしく、心を癒してくれますね。







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