花たより|2011月03月30日
春の陽射しを受け、一段と鮮やかな青紫色の姿を披露しているムスカリ。
チューリップとの相性が良く、寄せ植えでお馴染みです。
密植することにより、ムスカリだけでも花を楽しむことができると思います。
色、形から子どもの頃、ままごと遊びでは「ぶどう」として扱っていました。
別名「グレープヒアシンス」を知り、幼心の観察力に一人、拍手をしています。
地中海沿岸から西アジアが原産。
花言葉は「寛大なる愛」
脇役に徹しているムスカリにぴったりな花言葉だと思いませんか!?
花たより|2011月03月23日
発生から10日余り経った東日本大震災。
想像を絶する現場の被害状況と先の見えない避難生活。
お亡くなりになられた方々にはご冥福をお祈り申し上げますと共に、多くの被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。
東海地方でも備えのためか買いだめに走る方があり、日用品が品薄になっていると聞きました。
被災した、しないに関わらず、こんな時だからこそ「思いやり」の気持ちを忘れず過ごすべきではないでしょうか。
この季節「思いやり」という花言葉を持つ花があります。
日向水木(ひゅうがみずき)というマンサク科の花です。
日向地方(宮崎県)に多く植栽されていたということから付いた名前です。
温かみのある色合いと可愛らしい姿に心癒されます。
一刻も早い復興を願い、被災された方々にも、花を愛でる時が訪れることをお祈りします。
花たより|2011月03月16日
見過ごしてしまいそうでしたが、可愛らしい姿の仏の座(ほとけのざ)を発見!
高貴な名前が付いていますが、雑草です。
花の下にある葉っぱを仏様を安置している台座…蓮華座に見立て付いた名前らしいです。
田んぼの畦道や畑などで見かけられたことがあると思います。
並んで咲いていると結構見応えありますよね!?
ただ、見た目によく似た花がありますので、近づかないと見分けられないかも…
花言葉は「調和」
ちなみに、七草粥にも「ホトケノザ」という植物が出てきますが、それは田平子(たびらこ)というキク科の黄色い花です。
花たより|2011月03月09日
今日も朝から寒く、春の訪れが待ち遠しいです。
先月末に咲き始めた水仙(すいせん)。
気のせいか、少し早くから咲くような気がしますが…
水辺で咲くきれいな花の姿を、仙人にたとえ付いた名前だとか。
地中海沿岸が原産で平安時代に中国経由で日本に伝わってきました。
確かに、物心ついたころから身近に感じていた花です。
おそらく、水仙(すいせん)の花を知らない人は、いないのではないでしょうか!?
明るくきれいな色のせいか、一輪でも、見栄えがし、元気をもらえそうな気がしませんか?!
豪華とは言えませんが、春の陽射しをいっぱい受ける姿には存在感があります。
しかし、少しうつむき加減に咲くので、生け花にはあまりお薦めできない花ではないかと私は思いますが。
花言葉は「自己愛」
ギリシア神話の悲しい話から生まれた花言葉だそうです。
花たより|2011月03月02日
畑で見つけた、大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)です。
1センチにも満たない小さな小さな花ですが、目を惹きつける鮮やかな色が印象的です。
実の形が、犬のおちんちんに似ていることから付いた名前だとか。
それにしても、可憐な花にどうしてこんな名前が付いたのでしょうか?!
物言わぬ植物であるが故に、今日までこの名前でとおってきていますが、人間社会では問題視されそうだと思いませんか?
「星の瞳」という別名があるそうですが、花のイメージからはこちらの方が素敵な気がしますが…
花言葉は「誠実」「忠実」
ヨーロッパ原産で、明治時代初期に渡来。
現在では日本のあちらこちらで普通に見られる花というより、雑草です。
花の少ない今の時期だからこそ、存在感ありますね。