花たより|2012月05月09日
蓮華(れんげ)…岐阜県の「県の花」です。
幼少の頃、一面の蓮華(れんげ)畑を走り回ったり、摘みとった蓮華(れんげ)で髪飾りや首飾りを作ったことが懐かしく思い出されます。
休耕田の雑草防止策であったり、稲にとって良い肥料となるということで栽培されていた事を知ったのはずいぶん後になってからでした。
「私の幸福」「心和らぐ」…優しい花言葉ですね。
近年はこんな田舎でも一面の蓮華(れんげ)畑という風景を見かけなくなり、さみしくなってきました。
花たより|2012月05月01日
前回紹介した二輪草(にりんそう)の中に咲いていたこの花。

二輪草(にりんそう)に競うように群生して咲いていました。
どこか淋しげにも映りますが、姿、形がとてもスマートで気品があると思いませんか?
名前がわからず、色々と調べました。
ケシの仲間の延胡索(えんごさく)の一種ではないかというところまで行き着きました。
類似した花があり確定し難いです。
山の湿地に咲いていた事と花のすぐ下の葉っぱに切れ込みがあることから、山延胡索(やまえんごさく)ではないかなあ?!と私は思いますが…
ご存じの方、教えてくださいませんか?
山延胡索(やまえんごさく)の花言葉は「思慮深い」「人間嫌い」
色と姿から「水色の妖精」などとも呼ばれているとか…ステキですねぇ!
花たより|2012月04月25日
友人から群生地を教えてもらい、見頃を待っていました。

野山のちょっと湿った所に咲く二輪草(にりんそう)
葉っぱの間から2本の花茎を伸ばしその先に白い花を咲かせることから名付けも想像できます。
清楚で可憐な花の雰囲気が今月初めに紹介した梅花黄連(ばいかおうれん)に似ていました。
2本の花の成長が少しずれていて、歳の近い仲良しの姉妹のようです。
寄り添って咲く姿が微笑ましくも映りました。
地下茎で繁殖するので群生して咲く姿は見応えがあります。
花言葉は「予断」
花たより|2012月04月18日
日本のあちこちで見られる野生の蘭…春蘭(しゅんらん)

我が家の庭の片隅にある春蘭(しゅんらん)は何十年も前に裏山にあったものを移植したものです。
水やり、肥料などというものには無縁で年中放りっぱなし。
毎年、暖かくなったのを察してか、この時期に、必ず姿を見せてくれます。
よく見かける華やかな蘭とは違い、葉っぱと同じような色の花を付け目立つことなく素朴で控えめな花です。
ジジババ、ホクロなどという別名がありますが、私はなぜか幼い頃からシシボコと呼んでいます。
親しみのある呼び名がとても気に入っています。
花言葉は「控えめな美」
ぴったりですね。
花たより|2012月04月12日
お菓子に添えられた少し長めの楊枝を「黒文字(くろもじ)」とお茶の先生から教わり、この植物の存在を知りました。

お茶席で使用した黒文字(くろもじ)を、懐紙に包んで持って帰り、楊枝の裏に日付や茶会の場所、菓子の銘などを記し、記念にすることもあります。
茶道では黒文字(くろもじ)は高級楊枝として扱われています。
樹皮が暗緑色で,黒い斑点があることが黒文字(くろもじ)という名前の由来だそうです。
黄色の花は決して華やかではありませんが、優しげな雰囲気のする不思議な花です。
一枝、折ってみたら、切り口から爽やかな香りがしました。
花言葉は「誠実で控えめ」
花たより|2012月04月04日
会うことを心待ちにしていた大好きな花の一つです。

梅花黄連(ばいかおうれん)
キンポウゲ科の2センチにも満たない小さな花で、白く花弁に見えるのはガクで花片は黄色の部分です。
可憐で清楚な花です。
針葉樹の林の中でひっそりと咲いていました。
少し薄暗い湿った所を好んで咲く姿は神秘的に映りました。
森の妖精とでも言ったらいいのか、とにかく不思議な雰囲気をかもしだしていました。
写真から察しがつくように、形が梅の花に似ており、黄色いヒゲ根を出すところから名付けられたとか。
花言葉は「2度目の恋」…いいですね。
花たより|2012月03月28日
春にふさわしいステキな花を忘れていました。
近所の石垣に垂れ下がって咲いている、黄梅(おうばい)という、モクセイ科の植物です。
ジャスミンの仲間ですが、残念ながら花に香りはほとんどありません。
見かけられたことが、あるのでは…?
鮮やかな黄色の梅に似た花が咲くことが名前の由来だとか。
花の少ない早春に咲くので、別名「迎春花(げいしゅんか)」とも言い、おめでたい感じの名前が気に入っていて、私はこちらで呼んでいます。
花言葉は「恩恵」「優美」「控えめな美」
花たより|2012月03月21日
春はそこまで来ているはずですが…
今朝も冷え込みましたね。
今回見つけた春の花はこれです。
稲作文化の到来と共に大陸からやってきた種付花(たねつけばな)
日本全土に分布しており、苗代に籾を播くため、籾を水に浸けるころに咲くのでこの名がついたとか…
前回、紹介した繁縷(はこべ)と同じくらい小さな雑草です。
冷たい風に怯えてか、なかなか開花してくれません。
意外な花言葉に驚いています。
「情熱」「熱い思い」
花たより|2012月03月14日
道端に、はいつくばるように咲いていた、繁縷(はこべ)
小さな小さな花です。
陽ざしは暖かですが、冷たい風にじっと耐えるように咲く姿が痛々しく感じました。
「ハコベラ」ともいい、春の七草の一つにあるのはご存知かと思います。
私たちは七草粥として食べる程度ですが、小鳥たちは大好物だとか…
「ランデブー」という花言葉は、小鳥たちがこの花に集まることからきたそうです。
ちょっと足を止めて、周りを見渡してみませんか?
小さな春が見つかりますよ。
花たより|2012月03月08日


あちこちで春のたよりを聞くようになりました。
三寒四温とはよく言ったものだと思うこの頃。
東白川でも万作(まんさく)が1週間程前から色付いています。
3日程前には、通勤途中で梅の花が咲いているのを見つけました。
けれど、近くで写真を撮った木蓮(もくれん)の蕾はまだまだ硬いです。
私の気になる山茱萸(さんしゅゆ)は七宗町辺りでは随分前から黄色に色付いているのに、こちらはまだまだといった状況です。
花粉症にはつらい季節ですが、春が待ち遠しいのは、皆さん一緒ですよね。