古風ですが、センスはなかなか…

花たより|2010月05月14日

私は時々、名前の響きから、花に興味を持ち、その花を知ることがあります。

 

今回紹介させていただく花もそのひとつです。

 花筏(はないかだ)…ご存知ですか?

古風だけど、センスのいい素敵な名前だと思いませんか!?

名前に魅かれ、期待に胸を膨らませましたが、初めてお目にかかった時、「なにこれ!?」という感じでした。

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それもそのはず…写真を見ていただければ、おわかりだと思いますが、普通の花とは、全く違った咲き方をしています。

花筏(はないかだ)は、雌雄異株の植物です。

写真は雄株です。

雄株の場合は、一葉に複数の花をつけますが、雌株は一葉に1個。稀に2~3個つけます。

葉の真ん中に小さな蕾みたいなものがありますが、それが花です。

 

若葉は山菜として、おひたしや佃煮として食べることができるそうですが、私はまだ試してはいないので、お味の事がコメントできないのが残念です。

花筏(はないかだ)という名前から綺麗な連なったものを連想していました。

実際には華やかさに欠けるところはありますが、葉に花を付けるという非常に稀な貴重な花だそうですよ。

 

花言葉は「嫁の涙」

花筏(はないかだ)には、こんな逸話があるそうです。

昔、若いお嫁さんが、お殿様から「葉に実のなる木を見つけて来い!」と命じられ、夜遅くまで山中を必死で探しましたが見つかりませんでした。

そして、悲しさのあまり、ついついこぼした涙のしずくが、葉の上に落ち、月の光に照らされて真珠のように輝きました。

けなげな姿は見習いたいですね。

 

 


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