「白い追憶」って…?

花たより|2011月06月17日

優れた薬効を持ち、古くから民間治療薬として用いられてきた、毒痛み(どくだみ)

ドクダミの花

地下茎で勢いよく増え、なかなか除草できないしぶとい草である事から「シブト草」とも呼ばれているとか…

確かに、この時期の草取りで一番厄介な雑草です。


花は白く可憐ですが、葉っぱには独特な匂いがあります。

この匂いが好きだという人もいれば嫌いだという人もいるから、おもしろいですね。


先日訪ねたお宅の玄関先に珍しい八重咲きの、毒痛み(どくだみ)が鉢に植えてありました。

以前見た斑入りの葉っぱの毒痛み(どくだみ)などは、ヨーロッパでは大切に栽培されているということですから、ちょっと驚きです。


花言葉は「白い追憶」

どんな追憶なのでしょうか?…たわいもない私の疑問でした。





私をもっと知って下さい!

花たより|2011月06月14日

子どもの頃から馴染みの深い花。

野に咲く姿がこんなにも似合う花は他にないのでは…。

ノアザミ 

薊(あざみ)には数多くの種類がありそのほとんどが夏から秋にかけて咲き、この時期に咲くのは野薊(のあざみ)と言うのだそうです。


ご存じのように葉っぱや茎に棘があり、触ると痛く、欺かれたという言葉の「あざむ」に名前が由来するとか。


花言葉の「私をもっと知って下さい」が野薊(のあざみ)の叫びのように聞こえます。

「野薊(のあざみ)さん、風情漂うあなたのファンは多いですよ!」




「楽しみ到来」

花たより|2011月06月10日

馬の足形(うまのあしがた)

馬の足形 

かわいらしい姿の花にどうしてこんな名前をつけたのでしょうか?


きっと皆さんもご覧になったことがあると思います。…畑や田んぼの脇道に咲く直径1センチ程の小さくて艶のある黄色い雑草。

葉っぱが馬の足形に似ていることから付いた名前だということですが、鳥の足形と間違って付いたというからひどい話です。

(残念ながら写真には葉っぱが写っていませんので、機会がありましたら、野に出て見てくださると、きっと頷かれると思います。)


しかし花言葉に救われた気がします。

「楽しみ到来」「子どもらしさ」

風に揺れている姿が子どもたちが楽しそうに踊っているようにも見えます。




ハナの品格?!

花たより|2011月06月07日

真っ白で清楚な雰囲気を漂わせ咲く梅花空木(ばいかうつぎ)

梅花空木 

花弁は5枚ではなく4枚ですが、花が梅に似ていることから付いた名前です。


和風の庭だけでなく洋風のアレンジにも向くのでガーデンツリーとしても最近人気だとか…。


気品が感じられるこの花が気に入り、何年か前に挿し木をしました。

成長は早く、特に手をかけた覚えもありませんが、私の背丈を超す程大きくなって今年もたくさん花をつけました。

色々な意味でおすすめの庭木です。


花言葉は「品格」「気品」




タニウツギ

花たより|2011月06月03日

新緑の中で一際映えて見えるピンクの花。

谷空木(たにうつぎ)。

タニウツギ

名前から想像がつきますが、山あいの谷間に咲くことから付いた名前です。

色彩が優しく、群生して咲く姿が美しいため、庭木に植えられる方も多いようです。


しかし、何故かこの辺りの方たちは、谷空木(たにうつぎ)にはダニがいると言って、家の中に入れません。

水揚げがよくないので、切り花としてはあまり用いることはありませんが…。


田植えの時期に花が咲くので田植え花とも言うとか…

稔りへの祈りが込められているのか、花言葉は「豊麗」「豊穣」




しろずきんちゃん?!

花たより|2011月05月31日

やまぼうし

山法師(やまぼうし)


遠目から見ると不思議な姿に興味を持ちます。

緑色の葉っぱの上に白い葉っぱのような花が乗っています。


白い花に見えるのは花弁ではなく、総苞…葉っぱの一種みたいなもので、その中心にあるブツブツした小さなかたまりが花だということです。

白い総苞が、白い頭巾をかぶった山法師を連想することから付けられた名前であるとか。


新緑の美しい山のあちこちで咲く白い花の姿は、よく目立ちます。

花言葉は「友情」




若い頃なら…

花たより|2011月05月27日

名古屋近辺に比べ、陽気が少し遅れた東白川で、先週あたりからようやく咲き始めた花です。

さて、この花の名前は?

紫蘭 

「この花の名前は、知らん(しらん)!」…そうです!

紫蘭(しらん)です!

ランの仲間ですが、この花は庭などで育つ丈夫な種類で、今ではあちこちで見かけるようになりました。

全体に縦筋が入っている葉っぱと紫色の可憐な花のコントラストが綺麗です。


花言葉は「あなたを忘れない」「変わらぬ愛」

若い頃なら、ぐらっといきそうな花言葉です。




葉っぱが魅力的!

花たより|2011月05月24日

長い間、鳴子百合(なるこゆり)と呼んでいた、私の好きな花です。

甘野老 

調べていたら、実は甘野老(あまどころ)といい、鳴子百合(なるこゆり)の仲間だということがわかりました。

違いは、茎の断面が角張っているのが甘野老(あまどころ)で、丸いのが鳴子百合(なるこゆり)とのこと。

根茎の形がヤマイモ科の野老(ところ)に似ていて甘味があることから付いた名前だとか。


弓なりにしなった姿、やわらかい色合いの葉っぱが魅力的で、生け花では、花より葉っぱが重宝されています。

白く小さな花がとても可愛らしいのですが、下を向いて咲く姿がどこかさみしげにも見えます。


「元気を出して」「心の痛みがわかる人」…うつむいて咲く、甘野老(あまどころ)の花言葉です。




リラ派?ライラック派?

花たより|2011月05月20日

ライラック

和名…紫丁香花(むらさきはしどい)、フランス名…リラ、イギリス名…ライラック


あなたはどう呼んでいますか?

優しい色合いと可愛らしい姿に惹かれます。


ヨーロッパ原産で、庭木として、人気の高い花木です。

日本へは1890年アメリカ人のクララ・スミス女史が札幌へ持ち込んだのが初めてで、以来、香りと優しい花の色が好まれ、日本全国に広まったようです。

寒冷地のイメージの花ですが、本州でも育てることができるので、庭木にいかがですか?!



花言葉が「若者の無邪気さ、初恋」




「王者の風格」

花たより|2011月05月17日

今年も咲いた、我が家の牡丹(ぼたん)です。

 牡丹

「王者の風格」という花言葉通り、豪華で堂々とした姿です。

毎年この時期になると私たち家族の目を楽しませてくれます。


牡丹(ぼたん)と芍薬(しゃくやく)の区別がわからないという方が多いのですが、実は私もその一人でした。

牡丹(ぼたん)は木で、芍薬(しゃくやく)は草だというと一番わかりやすいのでは…


気をつけて観察すると、我が家の牡丹(ぼたん)は、冬でも木…幹だけが枯れたように残っています。

草だと言われる芍薬(しゃくやく)は寒い間、いつも咲く場所には影も形もありません。


ずいぶん老木になった牡丹(ぼたん)ですが、変わらず咲く姿に励まされます。








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